HOMELAND シーズン2第5話尋問

060_homeland_s2
CIAは拘束したブロディを迅速かつ内密に尋問する。敵に彼の不在がバレる前に何とか吐かせようするが、自白映像を見せても爆破テロ未遂の関与を否定する。

ピーター・クインが尋問。
ピーターはブロディに嘘を言わせて逃げ道を塞いでいく。
そして自白映像を見せてブロディの動揺を誘う。
ブロディはアイサを息子のように愛していたこと、無差別爆撃を命令した副大統領を憎んでいることまでは話すものの、爆弾テロの関与は否定。
映像を録画しただけ。爆弾は持っていなかったと言い張る。
苛立ったクインが突然ナイフでブロディの手の甲を刺した場面はビックリしたわー。

キャリー・マティソンが尋問。
監視カメラの映像を止めて手錠も外し、文字通り2人きりになるキャリーとブロディ。
キャリーは嘘で矛盾だらけの点を責める。
ブロディを理解し痛みを分かち合うかのように、彼の心の奥底に訴えていく。あなたは悪人ではない。ナジールの思うとおりに作り変えられただけ。
落ちそうで落ちない2人の攻防。いやーブロディ演じるダミアン・ルイスが凄い。
この人のこういう緊迫した場面の演技は凄まじいものがある。
とどめは妻や子供たちの話。デイナからの電話「パパ帰ってきて」があったからこそテロは未遂に終わったんだよね・・・。
そしてブロディは遂に落ちる。
ピーターが動揺させ、ブロディを理解するキャリーが落とす。
2人の見事な連携プレイ。ナイフ刺したのも演技とはね。

記者のローヤ・ハマド、洋服屋バッセル、ウォーカー、サウジ外交官ザラーニ、アフザル・ハミド。
テロ計画があることを自白したブロディは、雪崩打つかのように次から次へと話す。
肩の荷が下りたかのようなスッキリした表情でした。
キャリーは尋問中に、妻と別れて一緒にいて。なんてどさくさにまぎれて言ってたね（笑）。
やっぱり彼への想いをまだ引きずっていたと。
妻と和解して家族と抱き合うブロディ、1人ぼっちで酒を飲むキャリー。
なんとも居た堪れない、見ていて辛いわー。

で、やっぱり予想どおりCIAに協力して、これまでどおり生活してテロ計画を探ってもらう。つまり2重スパイってことですね。
「CIAに協力」って魔法の言葉だわー。妻の疑いもマイクとローダーの疑いもこの魔法の言葉で全て解決しちゃうじゃないか。嘘は言ってないけどさ。
ここからさらにナジール側にバレて、家族を盾に脅されて3重スパイになりそうな予感もする。そしてまたキャリーが疑うと。
ループだわー。

彼氏と別れたデイナは副大統領の息子フィンとデート。
なんかやらかしそうな気配はあったけど、やっぱりやりやがった。ひき逃げとか許せんなあの野郎。あんなガキの子守とかSPもやってられないだろうね。
デイナは何気に良い子だから罪の意識に苛まれることになりそうだ。やっぱりザンダーの方が良かったんじゃないのかなー。素朴そうな子で。
ブロディの本心としては副大統領の息子と付き合って欲しくないだろうね。アイサを殺した男だから。
このデイナとフィンの話は、主軸のストーリーとは関係ないよう見えて実は副大統領の大統領選に絡んできそうな気もする。
副大統領の息子のスキャンダルだからね。
ブロディは副大統領を大統領にしたくないからね。
いやー今回も面白かった。