The Walking Dead ウォーキング・デッドシーズン3 第13話休戦協定

004_thewalkingdead_s3

シーズン3も残すところ3話となり、いよいよ佳境を迎えるウォーキング・デッド。多くのドラマは本国での放送から1年以上経たないと、なかなか日本では放送してくれませんが、ウォーキングデッドは2週遅れぐらい？で放送してくれてとっても嬉しい。
FOXにはとても感謝してます。でも日本のFOXチャンネルは嫌いです。
地上派なみにCM多いし、放送中も端っこの方がいろいろ邪魔だし、CMに入るときの音もシリアスなシーンをぶち壊すし。そのうちCM開けに30秒戻して始めそうで怖い。

前話ではシーズン1の第1話以来の登場となる黒人の男性（名前は忘れた）、オーディションに合格した日本人エキストラが出てきたりして話題性のある回でした。
黒人の男性はまた出てきて欲しいなぁ。
無線ってどこかで落としたんだっけ？ちょっとそこら辺よく憶えてないわぁ。
今回はあまり大きな動きがない地味な回。
しかし遂にリックと総督が対面する回でもあります。

アンドレアの仲介により話し合いの場がもたれた。警戒するリックに対して銃を置く総督。しかし総督が座った机の下には銃がテープで留められている・・・。
リックは気付いていない。
実はこの場でぬっころすつもり？？
境界線を作ってお互いに干渉しないことを提案するリック。
提督は受け入れない。アンドレアの説得も聞かず追い出されて、リックと総督2人きりで話し合う。

話し合いの場の外では、ダリルとハーシェル、総督側のマルティネス、ミルトンが戦闘態勢。話しをするうちに次第に打ち解けてあっていく。
ミルトンはハーシェルの切断した足に興味津々（笑）。
妻と子が殺されて・・・結局どちら側も似たような境遇なんですよね。
別にお互いに憎しみあっているわけではない。
でも話し合いなど無駄で、殺しあうことになるのはどちらもわかっている。
ダリルとマルティネスは違う出会い方をしていれば仲良くなれそうなんだけどね・・・。

一方、刑務所ではメルルが話し合いの場を強襲しよう！とけしかけるが、グレンはそれを許さない。メルルはミショーンに対して2人で行こうと持ちかけるが、1人で行けと冷たい対応。
グレンとマギーがキャッキャウフフおっぱじめる。子供もいんねんで！
リックやダリルは大変な場に乗り込んでいるというのにおまえらときたら・・・。

ウイスキーを飲みながら、昔の話をする総督。人間らしいときもあったのです。
こちらも次第に打ち解けあっていくかと思いきや、そうは問屋がおろさない。
もはやリックやその仲間たちなどどうでもよく、目的は自分の子供（既にゾンビだったけど）と自分の目を奪ったミショーン。
総督はミショーンを差し出すなら手を引くと提案。
後日にミショーンを連れてきたらOK、連れてこなければ戦争開始となる。
シーズン3の前半で、ミショーンが子供と目を奪ったときから、総督はわずかながら残っていた人間性を失ったのでしょう。
もはや復讐の鬼、誰も止めることはできない・・・アンドレアでさえも。
今後はアンドレアとミルトンの行動がカギを握ってくるような気がします。

刑務所に戻ったリックは、総督の提案とは違うことを仲間らに話す。
刑務所を出て行けというが、無理な話だ。戦争する覚悟を決めろと。
リックはハーシェルには本当のことを言う。
ハーシェルは、リックの子供も助けてるし仲間も助けている、ミショーンはもう立派な仲間だと。
受け入れがたい提案だが、ミショーンを差し出せば仲間を守れる。ミショーンは差し出せば、息子も生まれたばかりの娘も助けられる。
リーダーとして、人間として、どうするべきか考えは矛盾する。
リックはハーシェルに、ミショーンを差し出せと言って欲しいのか。そうすれば自分がラクになり非情な決断ができると考えているのか。

リックも提督と同様に人間性を徐々に失いつつある。
シーズン2の最終話のタイトルは「壊れゆく人格」だった。
シーズン3のリックはこれまでだったら迷っていたであろう決断を瞬時に下している。
妻を失い、妻の幻覚がみえるリック。精神的にも相当やばい状況になっている。
それでもミショーンは差し出す決断はしない。
まだ人間性が残っているということでしょうか。
このような心理を深く描く部分もウォーキングデッドの魅力の1つです。

いよいよシーズン3も残り3話。楽しみです。