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ダ・ヴィンチと禁断の謎シーズン1第1話ルネサンスの天才

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2013年4月にアメリカでスタートばかりのドラマがもう日本で放送です。やるじゃんFOX。ダ・ヴィンチと禁断の謎は、15世紀ルネサンス期を代表する芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチの青春時代を描く歴史ミステリードラマ。Starz製作。
脚本はデヴィッド・S・ゴイヤー（バットマンビギンズ、ダークナイトなど）。
原題はDa Vinci’s Demons。相変わらずヘンテコな日本語タイトルをつけるFOX。。。

15世紀のフィレンツェ、この街の実質的な支配者であるロレンツォ・デ・メディチはミラノ公スフォルツァ暗殺の報告を受ける。力関係が均等が崩れる、勢力図がひっくり返る事態にロレンツォはローマ教皇の関与を疑う。
ローマでは教皇とリアリオ卿らが、着々とフィレンツェ攻略の機会を狙っている。リアリオ卿はトルコ人が紙葉の書を狙ってフィレンツェに来ていることを報告。

ロレンツォの弟ジュリアーノがカーニバルで使うコロンビーナ構想を見に来た。レオナルド・ダ・ヴィンチは機械仕掛けの鳩の模型を見せてあっと驚かせる。
金を受け取りコロンビーナの製作に入ったレオナルドだが、縮尺があがると計算が崩れるという数学的な問題に直面、思い悩む。

友人のゾロアスター、助手ニコと酒場で飲んでいたレオナルドは、金を稼ぐ方法を思いつく。軍事技術者としてメディチ家に雇われれば、フィレンツェ防衛の名目で研究ができる。
レオナルドはおもむろにフィレンツェの仕官ドラゴネッティら数人に絡まれていたトルコ人を助ける。トルコ人は謎のメッセージを残し、宿に会いに来いと言いってコインを渡して立ち去った。
レオナルドは帰宅途中にドラゴネッティらに襲われる。それはメディチ家の公証人で父であり師匠でもあるヴェロッキオの命令によるものだった。
地下牢で暴行されるレオナルド、家名を汚すな、私生児の身分をわきまえろ、メディチ家に近づくなとヴェロッキオから警告される。

レオナルドは買い物をしているロレンツォの愛人ルクレツィア・ドナーティの似顔絵を書いてニコに届けさせる。似顔絵を見たルクレツィアはお話がしたいと申し出るが、レオナルドは多忙を理由に断る。
広場で罪を犯したユダヤ人の処刑が始まる。その男は酒場で助けたトルコ人と同じ言葉を口にしていた。

トルコ人の泊まっている宿に会いにいくと、彼はローマ時代の遺跡で待っていると伝えられる。遺跡の中で対面すると、あの謎のメッセージは結社の合言葉だと教えられる。
英知が詰まった紙葉の書の在りかを示す手掛かりが出てきた。処刑されたユダヤ人はその手掛かりを追う中で捕まっていた。
バチカンは知識を封じようとするが、我々は知識を守ろうとしている。運命が君を選んだ、紙葉の書を探せと言われる。

ロレンツォ本人に呼ばれて出向くと、ルクレツィアの要望により彼女の肖像画の製作を依頼される。レオナルドは突然、武器のデザイン画を見せてアピールする。
フィレンツェは常備軍がなく、軍を持つ国と同盟をしている。スフォルツァの死で均等が崩れた今こそ武器を持つべきだと熱弁。
デザイン画に興味を示したロレンツォは、レオナルドを軍事技術者として雇うことにする。

フィレンツェでカーニバルが開催される。
そしてコロンビーナの出番になり、火のついた機械仕掛けの鳩が飛び出してくる。そして鳩が発火させると花火が発射される。コロンビーナは大成功。
その夜、レオナルドはロレンツォの愛人ルクレツィアと情事にふける。

リアリオ卿がフィレンツェに潜り込ませているスパイを連れて秘密文書の保管所を訪れる。
そこで待っていのは教皇、秘密文書の管理人ルポ・メルキュリ、メディチ家のライバルであるパッツィ家のフランチェスコ。
スパイはルクレツィアだった。
メディチ家がレオナルド・ダ・ヴィンチに武器開発を依頼したこと、彼が革新的アイデアを持っていること、トルコ人と接触して紙葉の書を探していることを報告する。
教皇はレオナルドの監視を続けて引き入れろと命令する。

このドラマはフィクションなんですね。史実を忠実に描く歴史ドラマではないと。
ローマ教皇やメディチ家、スフォルツァなどが権力闘争する史実の流れはそのままで、その中に古い書物などのミステリアスな謎、レオナルドにまつわるエピソードを織り交ぜながらストーリーを展開していく感じなのかな。
歴史、陰謀、権力闘争、謎、スパイなどいろんな要素が入っていて、なかなか面白そうではある。

主役はイケメンでファッションはどこか現代的。革ジャン着てるようにも見える。
左利きだった説が有力ですが、両利き説もあるみたいですね。
彼は空を飛ぶことを夢見てハングライダーのような器具の概念図を制作しています。冒頭でそんな感じの器具が登場していましたね。

最初に殺された人物は一瞬の出番でしたが、あれは暗殺されたミラノ公ですよね。
秘密文書の名のもとにって言いながら刺していたので教皇側の陰謀でしょう。
ミラノ公の役者さんはダウントンアビーでグランサム伯爵を演じていた方ですね。
それにしてもあの教皇、少年が好みですか・・・。
Starz製作ということでムフフな方面も期待していたけど、なかなか期待どおり。
ヴァネッサやルクレツィアのあられもない姿、ベッドシーン、おっさんと少年のウホッとかさすがstarzやで。

ルクレツィアを演じているは、ローラ・ハドック（Laura Haddock）というイギリス出身の女優。映画ストレージ24に出演、その他ドラマにも多数出演しています。セクシーな方ですね。
ヴァネッサを演じるのはヘラ・ヒルマー（Hera Hilmar）というアイスランド出身の女優。ダークエイジロマン大聖堂にも出演していますね。

ロレンツォはなかなか切れ者っぽい。ルクレツィアを利用して近づいたこともバレてました。
パッツィ家も出てきました。パッツィ家の陰謀もドラマでやるのかしら。

時代的にはチューダーズやボルジア欲望の系譜（またはボルジア家愛と欲望の教皇一族）と同じくらいですね。
ボルジアが教皇になった頃、チューダー朝のヘンリー8世が即位した頃は、レオナルドがまだ生きている時代ですけど、青年時代ではまだヘンリーが生まれてないか。
今でている教皇シクストゥス4世の次の次がアレクサンデル6世（ボルジア）だから、その時代になるとレオナルドはもうおっさんか。ボルジアの出番もないかな。
ボルジア欲望の系譜でチェーザレの学友として登場したジョヴァンニ・デ・メディチは、今回でてきたロレンツォの息子にあたります。
ちなみに秘密文書の管理人ルポ・メルキュリは、チューダーズでアン・ブーリンの父親役やっていましたね。陰謀を企む系の役があいますなぁこの人。

彼が恐れるもの。
子供の頃、洞窟で何があったのか、恐ろしい体験をしたのか、そこだけ記憶がない。
いつか思い出す、そのときが来たらまた会おうって言っていたあのトルコ人。何者なんでしょう。ロレンツォの家で見た顔がライオンの像。あれは遺跡でトルコ人と対面したとき見た像と同じ？
紙葉の書ってのは創作なのかな。それがバチカンの秘密文書の保管所にあるのかな。
とりあえず継続して見ることにします。